広田アシックス社長、店舗展開「個々の店の位置付けはっきりさせたい」

 アシックスの広田康人社長は6日、電話会議システムを通じた決算説明会で今後の店舗展開について「個々の店の位置付けをはっきりさせたい」との方針を語った。たとえばランニングに集中する店舗なら「ロッカーなども含めたランニングのファシリティ(設備)がそろい、走り方もわかり、栄養のこともわかるし、レースのこともわかる」といった、これからの店舗が考えられるという。

 そうした店舗が求められるのは「店舗がEC(ネット通販)に置き換わっていくのは不可避な流れ」だからだ。ECの普及で店舗数は「減らしていく形になろうかと思う」という。家賃に加えて、店員の配置も必要になる店舗での販売は、ネット通販に比べてコスト高になりがち。それでも収益を確保するには、わざわざ消費者が出向くだけの意義が必要というわけだ。

 立地によっては「アシックス全体の世界観を見せるフラッグシップ(旗艦店)」もあり得るし、「家族みんなで訪れるアウトレットモールの店舗なら、アシックスのゲートウェイと位置付けられるかもしれない」。アシックスとは別に展開する「オニツカタイガー」の店舗なども含め、どのブランドでも「お店1つ1つの個性を大切にした展開が大切だなと思っている」と広田氏は話していた。

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