住友ゴムの1〜3月期、純利益5%増 原材料高でタイヤ事業は減益

20170510住友ゴム工業決算グラフ

 住友ゴム工業が10日発表した1〜3月期の連結決算(国際会計基準)は、前年同期比5%増の85億円だった。原材料高や価格下落で主力のタイヤ事業は減益だったが、税金費用が減少したことで最終増益は確保した。

 売上高に相当する売上収益は8%増の1920億円、営業利益は12%減の118億円だった。営業利益は販売数量の増加と販売する製品構成の改善によって63億円が押し上げられた。一方、原材料高で69億円、価格下落で20億円が押し下げられた。タイヤ事業では前年同期比30億円の減益だった。

 2017年12月期の連結業績予想は据え置き。引き続き純利益は前期比20%減の330億円などを見込む。年55円の配当計画も維持した。

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