さくらKCSの4〜9月期、純利益18%減 前年同期に改元・消費税率対応
- 2020/11/05
- 01:18

さくらKCSが4日発表した2020年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比18%減の2億8300万円だった。前年同期に改元や、消費税率引き上げに伴うシステム対応の需要が膨らみ、要員稼働率が大幅に高まった反動が表れた。4〜9月期に計上を予定していた案件が10月以降にずれ込むことになった影響も出た。投資有価証券売却益1億500万円を特別利益に計上したが、補えなかった。
売上高は2%減の108億円、営業利益は30%減の2億8300万円になった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて在宅勤務が増加したことから、残業時間が増えすぎないよう残業を抑制したのも、要因稼働率の低下につながった面があるという。一方で在宅勤務でも使いやすいERP(統合基幹業務システム)パッケージ商品が好調に推移したことなどが収益の下支えになった。
21年3月期の連結業績予想は10月22日に発表した業績予想修正で示した、通期の予想を据え置いた。
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