神鋼環境の4〜9月期、純利益16%減 前年同期に契約解約益で反動減
- 2020/11/05
- 00:43

神鋼環境ソリューションが5日発表した2020年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比16%減の3億5800万円だった。前年同期に特別利益として計上した契約解約益の6億4900万円がなくなった。特別損失として廃棄物関連の設備除却損2億4100万円を特別損失に計上したのも響いた。税金費用の減少などで補い切れなかった。
売上高は19%増の458億円、営業利益は4倍の7億800万円になった。事業分野別の売上高は、水処理関連が30%増の167億円、廃棄物処理関連が15%増の245億円、化学・食品機械関連が7%増の45億円と、工事の進捗などで全分野が増収だった。損益では、水処理関連はコスト高の案件の一巡などで採算が改善する半面、廃棄物処理関連では複数の大型案件でコストの上昇があった。化学・食品機械関連は前年同期並みの利益を確保した。
21年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比8%減の25億円になる予想を維持した。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 神鋼環境株が逆行安 減益かつ進捗率の低さに警戒感の見方 (2020/11/05)
- さくらKCSの4〜9月期、純利益18%減 前年同期に改元・消費税率対応 (2020/11/05)
- 神鋼環境の4〜9月期、純利益16%減 前年同期に契約解約益で反動減 (2020/11/05)
- 阪神燃の4〜9月期、税引き益61%減 海外向け停滞・今期予想見送り続く (2020/11/04)
- TOAの4〜9月期、最終赤字1億5500万円 備品置き換え需要が停滞 (2020/11/04)
広告