「新製品は神戸港を使って輸出入を」 神戸市、新たな貨物の運送費を補助

20170509ポーアイコンテナ埠頭
 
 新製品は神戸港を使って輸出入を--。神戸市は9日、新製品など新たに発生した貨物を輸出入する際、神戸港を経由するようにすれば運送費など費用の一部を補助する制度を今年度から創設したと発表した。対象の貨物には1事業あたり150万円を上限に、費用の半額を補助。韓国・釜山港や国内他港などに流れる貨物を神戸港に集め、長距離航路(基幹航路)への積み替え港として神戸港の積極的な利用をうながす。

 9日から対象貨物の受け付けを始めた。対象になるのはコンテナに入れない「在来貨物」で、新製品や新たなプロジェクト輸送などで輸出入する場合や、従来から取り扱う貨物でも新たな目的地への輸出または新たな出発地からの輸入など。これらの貨物について、日本国内を輸送する際の輸送費や、神戸港での梱包、保管、荷役などに関する費用に補助金を付ける。

 2017年度中(17年4月〜18年3月)が補助対象期間。今年度末まで受け付けるが、予算枠が無くなり次第、受付を終了するとしている。神戸市は国際フィーダー船の利用促進事業や、新規の基幹航路誘致など神戸港の集荷策に合計で8億9500万円の予算を計上している。(写真はポートアイランドのコンテナ埠頭)

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