ワールドの4〜9月期、最終赤字110億円 新型コロナ影響も赤字幅は予想比縮小
- 2020/11/04
- 19:24
ワールドが11日発表した2020年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が110億円の赤字(前年同期は60億円の黒字)だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた店舗の臨時休業に加え、一部のブランドから撤退など構造改革費用が響いた。ただプラットフォーム事業の収益が底堅く推移したうえ、ブランド事業では家賃負担の軽減などもあり、従来の会社予想である133億円の赤字に比べると赤字幅は縮小した。
売上収益は前年同期比33%減の790億円、営業損益は144億円の赤字(前年同期は80億円の黒字)になった。プラットフォーム事業は、感染防止を目的としたアイソレーションガウン(防護服)の受注を21年3月末までに400万枚受けるなど、国内直営工場の稼働率向上が寄与して増収増益だった。ブランド事業では春夏商品のセール販売で採算は悪化したが、既存店売上高とネット通販は想定を上回った。従来予想の売上収益748億円、営業赤字169億円に比べると収益が改善した。
ただ、2021年3月期の連結業績予想は据え置いた。引き続き最終損益は60億円の赤字(前期は80億円の黒字)を見込む。収益は足元で回復しているが、10月以降も新型コロナの影響が先行き不透明であるうえ、来期以降のさらなる収益改善に向けた先行投資も実施したい考えもあるため、予想の修正は見送るとしている。
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