トーカロ、今期純利益は微減に上方修正 半導体製造装置向けが好調で

202010トーカロ決算修正

 表面加工のトーカロは30日、2021年3月期の連結純利益が前期比で微減の44億円になる見通しだと発表した。従来予想の38億円から上方修正し、減益幅が縮小する見通しになった。半導体製造装置の部品向け溶射加工で、4〜9月期の需要が想定を上回ったのを通期予想に織り込む。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が普及するなどで、世界的にパソコンやサーバーの需要が高まったのが波及した。

 売上高は2%減の370億円、営業利益は1%増の66億円を見込む。従来予想は365億円、58億円だった。今回の上方修正は4〜9月の会社予想に対して、実績が上回った分だけを通期予想に反映。「新型コロナを巡る情勢は先行きが見通せないため、10月以降は従来の予想を維持した」(経営企画室)という。新型コロナが逆風になった、自動車生産に使う切削工具向け処理加工が回復するかなども、見極める必要があると判断した。

 同時に発表した20年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比25%増の26億円だった。溶射加工は半導体・FDP分野が好調だった半面、新型コロナの影響で産業機械、鉄鋼、その他の分野がいずれも減収。このため同社全体として増収は小幅にとどまった。だが、好採算の半導体・FDP分野が伸びたことで、増益幅が広がった。売上高は2%増の190億円、営業利益は22%増の40億円になった。

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