三宮再開発 神戸市役所2号館で「お別れ会」、震災経験し63年使用も来月解体

20201029 市役所2号館

 神戸市は29日午前、11月から解体作業が始まる神戸市役所2号館の「お別れ会」を開催した。久元喜造市長と矢田達郎前市長に加え、助役・副市長経験者や市議会議長・副議長経験者らが集まり、1957年(昭和32年)に完成して以来、63年間使用した庁舎との別れを惜しんだ。同庁舎は1995年の阪神淡路大震災で6階部分が押しつぶされたが、8階建てを5階建てに減築して20年3月まで利用した。

 式典では関係者のあいさつに加え、庁舎の正面に取り付けていた「神戸市役所」の5文字の銘板を、1文字ずつ箱に収めた(写真)。収納した5文字は、同じ場所に建設を予定している神戸市役所の新2号館に、なんらかの形で再利用する予定だ。新型コロナウイルス対策のため、一般の参加は受け付けなかったが、様子は後日神戸市のホームページで更新する。

 式典終了後に記者団の取材に応じた矢田達郎前市長(写真左から2人目)は、同庁舎について「同時期に建設した神戸国際会館、神戸新聞会館とともに戦後復興の象徴だった」と振り返る。一方で、市職員出身の矢田氏は、現在の1号館が完成するまで本庁舎だった2号館が「(職員数)7000人を想定して建設されたが、その後は2万人まで増えたこともあり、いつも過密状態で仕事をしていた印象がある」とも話し、改めて神戸の成長とともにあったことを印象付けた。

 同じく記者団の取材に応じた久元喜造市長(写真中央)は、新2号館について「庁舎機能に加えて音楽ホールやにぎわい施設を持つことで、ウォーターフロント(臨海)地域へ人の流れを作り出すような存在になってほしい」と期待を述べた。庁舎解体を記念して開催した写真・資料展を見て「当時の坂本勝(兵庫県)知事と原口忠次郎市長が談笑している写真から、改めて県市協調の大切さを感じた」とも語った。

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