アサヒHDの4〜9月期、純利益83%増 貴金属の回収量・価格ともに伸び

20201028アサヒHD決算

 貴金属リサイクルのアサヒホールディングスが28日に発表した2020年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比83%増の82億円だった。金の国際相場が過去最高値圏で推移するなど貴金属価格が上昇したうえ、回収量も伸びたのが寄与した。金、銀、プラチナの回収量が前年同期を上回った。パラジウムは微減。新型コロナウイルスの影響で、自動車産業を中心に工場の稼働が低迷したため、産業廃棄物の処理量が減少したのを補った。

 売上収益は30%増の791億円、営業利益は71%増の118億円になった。事業分野(セグメント)別の売上収益は、貴金属事業が40%増の700億円、廃棄物処理などの環境保全事業が9%減の91億円だった。貴金属分野では、4〜5月の緊急事態宣言の期間中などに、使わなくなった宝飾品などを市中の買い取り専門店などに持ち込む動きも増えたという。貴金属価格の上昇と回収量は連動しやすいうえ、自宅で過ごす時間が長くなったのも寄与した可能性もある。

 21年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比42%増の140億円を見込む。4〜9月ですでに59%進捗している計算になる。4〜9月期の純利益は、同社による直近の予想(73億円)も上回っていた。ただ欧州では再び新型コロナの感染が拡大傾向にあるなど、国内外の景気の先行きが不透明として、業績予想の修正は見送った。

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