川重、静岡・富士でゴミ処理施設の運営開始 温浴施設に熱源供給

20201028川重富士市向け施設

 川崎重工業は、廃棄物焼却施設の運転管理などを手がけるシンキ(神戸市中央区)と共同で、静岡県の富士市向けにゴミ処理施設「富士市新環境クリーンセンター」(写真=川重提供)の運営を開始したと発表した。2020年10月1日から40年9月30日まで、20年間の運営事業を145億8000万円(消費税込み、17年の契約締結時での金額)で受けた。1日あたり250トンの焼却能力があり、排熱で発電するほか施設内の温浴施設「ふじかぐやの湯」の給湯熱源になる。

 富士市新環境クリーンセンターは工場棟、資源回収棟、温浴施設がある循環啓発棟、屋外啓発ゾーン、森林環境創造ゾーンなどで構成。循環啓発棟以外を川重とシンキの共同事業体が運営する。ゴミ焼却施設を高効率で安定した発電施設として機能させるための制御技術「Smart-ACC」や、ベテラン技術者による焼却施設の運転状況を遠隔監視する「KEEPER」などを備え、安定した運営をめざす。

 富士市が整備した施設全体も、川重を含む共同事業体が226億8000万円で受注した。ゴミ焼却炉は、少ない空気量でゴミを完全消却できる川重の並行流焼却炉をベースにした焼却炉システムを導入。ダイオキシン類や窒素酸化物などを国の定める基準値を大幅に下回る基準に抑える高度な排ガス処理設備を備える。排熱を利用した高効率発電で、最大発電量は6800キロワット。このほか、せん定枝の破砕設備もあり、処理後のチップは地域住民に無償で提供する。

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