井戸兵庫知事、航空産業支援「隣地開発などを弾力的に協力」

20170509井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が公開した動画より)は8日の定例記者会見で、成長が見込まれる航空産業について「隣地開発などにはできるだけ弾力的に協力できるようにしていきたい」との方針を改めて示した。兵庫県には「大きくないが既に航空機産業のサプライチェーン(供給網)があり、新規参入を促しながら、これを大きくしていくのが産業育成のベースだと考えている」と説明した。兵庫県が工業技術センター(神戸市須磨区)に航空産業関連の訓練施設を新設する計画に関連して、記者の質問に答えた。

 新興国などで空港整備が進んだことで、今後は新たに航空機需要が増えるとの見方が多い。こうした流れで井戸氏は「最近の動きとしては川崎重工業が明石工場に(航空)エンジン工場を作り、三菱重工神戸造船所では機体のラインを作った」と指摘。兵庫県内には飛行艇の新明和工業や、航空機・人工衛星部品のミツ精機(淡路市)など長年、航空産業に携わる会社も多い。今後も「新規の立地は少ない事例になりそうだが、工場や事業所の拡張が考えられる」との見通しを示した。

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