(動画)FDAの遊覧フライトが人気 神戸発着のコースも即日完売が相次ぐ



 地域航空会社のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市清水区)が開催している「遊覧フライト」が人気を集めている。同社は今夏から名古屋空港(小牧空港、愛知県西春日井郡豊山町)や静岡空港(静岡県牧之原市)を発着し、富士山を見るコースを発売して、すべて即日完売した。17日に初開催した神戸発着で瀬戸内海の夕日を見るコースも、瞬間蒸発の「プラチナチケット」になった。毎回70人程度が参加する。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた減便や運休で、機材繰りに余裕がある中、新たな需要を掘り起こした。

 神戸空港就航1周年を記念して25日に実施した、2回目の神戸発着の遊覧フライトも全席を完売した。フライトの出発時刻は午後4時20分だが、集合時刻は2時間以上前。操縦席の見学会を開催するためだ。まず整備の担当者が、この日の使用機材であるエンブラエル175型機(84席)について説明。その後、親子連れなど希望者全員が操縦席に座って記念撮影した。飛行機の先頭部分に配置してあり、普段はカバーで見えない気象レーダーも、カバーを跳ね上げてあえて見えるようにした。飛行機が好きな子供たちへのサービス満点だ。

 見学会後に改めて搭乗手続きして、飛行機に乗り込む。搭乗口の行き先表示は「神戸」になっている。機内に乗り込んでからも「目的地の天候は晴れ、気温は18度」と機内放送で案内があったが、目的地とはまさに、現在地である神戸空港のことだ。飛行機に乗る時は通常、出発地と到着地が異なることを考えると、やや不思議な光景だ。飛行機は順調に離陸し、瀬戸内海を西に向かって飛行。広島県の因島上空付近で折り返し、神戸空港に戻った。飛行時間は約1時間、天候にも恵まれて景色もよく、順調な遊覧飛行だった(動画)。

 単なる移動手段ではなく「飛行機に乗ること自体が非日常で観光になる」というのを思い起こさせた遊覧フライトの人気。出発地と到着地が同じ、というのも感染拡大を警戒して遠隔地への旅行を自粛する人の動きにも合致した。操縦席の見学会なども含めた旅行商品に仕立ててあり、政府の観光需要を喚起する「GoToトラベル」キャンペーンの対象であることも人気につながった。神戸発着の遊覧フライトは今後31日、11月7日にも開催するが、すでに満席。今後の発売についてはFDAのホームページやメールマガジン、SNSなどで情報を更新する予定だ。

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