スカイマーク、下地島に向けて初便が離陸 佐山会長「羽田より多くの乗客も」

20201025佐山スカイマーク会長

 スカイマークは25日、神戸、羽田、那覇から下地島(沖縄県宮古島市)との間を結ぶ3路線を開設した。神戸空港からも午前10時54分に、156人の乗客を乗せて下地島行きの初便が離陸した。出発前に神戸空港で開催した記念式典で同社の佐山展生会長(1枚目の写真中)はあいさつし、2015年の「民事再生でいったん撤退した宮古島に再び就航できることは意義深い」と述べた。加えて「場合によっては羽田よりも神戸のほうが多くのお客様が下地島に行っていただけるのではないかと思っている」と述べ、神戸〜下地島線への期待を語った。

 下地島空港がある下地島は宮古列島の1つで、宮古島に向かうには観光名所でもある海中に進んでいく「日本一長い橋」を通過する。佐山会長は下地島空港について「(2019年に)民間利用が始まる前から、非常に魅力的だと思っていた」という。国土交通省による「羽田発着枠政策コンテスト」で提案応募して第6位を獲得し、2年間のトライアル運航が決まった羽田〜下地島(宮古)便の就航と同時に、神戸、那覇からも下地島への運航始めた。神戸〜下地島と羽田〜下地島は毎日それぞれ1往復、那覇〜下地島は2往復を運航する。

 佐山氏は「新型コロナを乗り切れば、ますますご利用いただけると思う」という。加えて楚南幸哉・観光商工部長が下地敏彦宮古島市長のあいさつを代読し、スカイマークの新路線を利用して「来島される皆様には、新型コロナウイルス対策を十分に実施したうえで、まだまだ暖かい宮古島で、美しい自然や島の恵をいっぱいに、農水産物を使ったおいしい食事など、島の魅力を体験していただければ」と述べた。(2枚目の写真は下地島行きの初便と見送るスカイマークの地上職員ら、神戸空港で)

20201025下地島行き初便

 関西エアポート神戸社長を兼務する関西エアポートの山谷佳之社長は、「2020年代は私たちの力で明るくするんだという思いの中で、この(新路線の)ニュースは非常に重要だと感じている」と話した。このほか、宮古島市議会の高吉幸光副議長、ケイアンドカンパニーの高岡浩三社長(ネスレ日本前社長)、サッカーJ1ヴィッセル神戸を運営する楽天ヴィッセル神戸の三木谷研一副会長、スカイマークの乗客に無償でマスクを提供しているカナダの医療資材大手メディコムの日本法人である「ARメディコム(アジア)」(神戸市中央区)の藤原慎一社長もそれぞれあいさつした。

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