(動画)三宮再開発 建設前の貴重な資料も、神戸市役所2号館で解体控え展示会



 神戸市は24日、3月で閉鎖した本庁舎2号館の解体を控えて、同館で写真・資料展「神戸市役所本庁舎2号館パネル展~63年の歴史~」を開催した。1957年(昭和32年)に完成して以来、63年間使用した神戸市役所4代目本庁舎を建物として使用する最後の機会だ。建設中や完成当初の写真などに加え、神戸市が保管していた市役所建設に関する文書など、貴重な資料も展示している。27日まで。

 「神戸がわが国の表玄関であるだけに、単に神戸市民各位の大きな誇りであるばかりでなく、戦後目覚ましい伸展を続けるわが国の姿を、内外に対して端的に示すもの」。当時の首相だった岸信介から届いた祝辞では、近代的な鉄筋コンクリート造りの神戸市役所が完成したことを祝ってこう表現した。完成式典は高松宮ご夫妻を招いて、同時期に建設した神戸国際会館(神戸市中央区)で開催した。

 設計図が残っていたのは神戸市ではなく、設計した日建設計(大阪市中央区)だった。現在の1号館の場所にあった議事堂と同時に完成。総工費10億円だ。完成当時は8階建てで、近隣では最も高い建物だった。市長室は3階に作られた。89年に現在の1号館が完成し、市長質も1号館に。95年の阪神淡路大震災では6階部分が押しつぶされたが、5階建てに減築して建物の使用が2020年まで続いた。

 11月には解体工事が始まる。新たに建設する2号館は市庁舎としての機能と、民間のオフィスやホテル、音楽ホール、商業施設などで構成する複合施設になる予定だ。3月末に基本計画を決定したが、21年度の設計、23年度の着工に向けて「コロナ後」の新庁舎のあり方について追加検討も始まった。職員の在宅勤務が当たり前になる社会への変化を前に、市役所庁舎の役割も問い直される。

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