ビオフェルの4〜9月期、税引き益7%減 外出抑制などで販売減
- 2020/10/22
- 17:40
整腸剤を製造するビオフェルミン製薬が22日に発表した2020年4〜9月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比7%減の10億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて消費者が外出を抑制した影響で、ドラッグストアや薬局で主力の「新ビオフェルミンS」の販売数量が減少した。新型コロナによる診療控えで、医療用医薬品も伸びず、総じて減収だったのが響いて減益になった。
売上高は14%減の53億円、営業利益は8%減の14億円になった。製品の分野別の売上高は、一般用製品が14%減の35億円、医療用医薬品が17%減の16億円、食品原料は35%増の1億5800万円だった。販管費は13%減の19億円だった。前年同期は競合品の発売があったため、宣伝広告費を手厚く投入した反動で販管費が減少した。
21年3月期の連結業績予想は据え置いた。4〜9月期は広告宣伝費や研究開発費の一部を下期に先送りしたことで、税引き利益が従来予想(7億5000万円)を上回った。ただ売上高が想定通りに推移したこともあり、通期の業績予想の変更する必要がないと判断した。年間配当金を60円(うち中間30円)とする予定も据え置く。
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