三宮再開発 約300m歩行者デッキで設計競技、JR駅ビルとバスターミナル結ぶ

20201020デッキ位置図
 神戸市は三宮再開発で建設を予定している、阪急神戸三宮駅・JR三ノ宮駅西口から新たに建設するバスターミナルビルまでを結ぶ歩行者デッキ(歩道橋)で設計競技(コンペ)を開催する。各路線の三宮駅を1つの駅のように結びつくよう利便性が高く、さらに駅と市街地の間を快適に行き来できるようにするデッキのアイデアを民間から募集する。19日に神戸市が発表した。

 「新たな神戸の玄関口にふさわしい上質で洗練された空間をつなぐ歩行者デッキ」をテーマにコンペの参加者をつのる。JR三ノ宮駅の南側から新たに建設するバスターミナルビルまでを結ぶ直線部分は、約300メートルあり、大きな構造物になる(図=神戸市提供)。三宮交差点を縮小して開設する広場で、三宮再開発の象徴にもなる「三宮クロススクエア」に最も近い構造物だ。

 ただ三宮再開発の最大のカギになるJR三ノ宮駅については、JR西日本の業績悪化などもあって都市計画決定が2021年以降になる。神戸市も「JRとは調整しながら進めるが、(コンペ期間中に)三ノ宮駅ビルについて新たな情報が得られる見通しは、現時点でない」(都市局三宮再整備課)という。JR三ノ宮駅ビルとの調和を意識したデッキの設計が、容易ではないのが現状だ。

 募集要項の配布は19日に始めた。コンペの参加者は11月4日までに応募予定登録書を提出、12月2〜7日に1次提案書を提出する。12月16日に1次審査会、来年5月上旬に2次審査会をいずれも非公開で開催する予定だ。コンペの結果は2次審査会の終了後、速やかに発表したい考えとしている。

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