9月の神戸港、輸出入総額は12カ月連続で前年比減 中国向け輸出9カ月ぶり増

20201019貿易統計

 神戸税関が19日発表した9月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比7.1%減の6580億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国内外の需要減少を背景に、前年比で減少が続いた。ただ、景気が回復している中国向けの輸出は前年同期比10.8%増の1019億円と9カ月ぶりに前年同月を上回った。輸出入総額の減少率も4カ月連続で縮小し、国内外で荷動きが戻る傾向は続いた。

 輸出額は前年同月比10.4%減の3980億円だった。品目別では米国向けなどの「建設用・鉱山用機械」が46.6%減の136億円と大幅な減少が継続。ギアボックスなど「自動車の部分品」も45.9%減の86億円と前月に続く大幅減。東南アジア向けなどが減った。半面、中国向けを中心とする「プラスチック」は15.8%増の321億円と、9月としては過去最高を記録した。米国向けや中国向けなどの無機化合物も、9月として過去最高である24.5%増の164億円になった。

 輸入額は前年同月比1.5%減の2599億円になった。減少率は8月(12.5%減)に比べ大幅に縮小した。イタリアやルーマニアなどからの「たばこ」が63.1%増の405億円と、過去最高の輸入額になった。フランスなどからの「輸送用機器」も87.1%増の84億円と大幅に伸びた。半面、オーストラリアなどからの石炭など「鉱物性燃料」が57.8%減の21億円、中国などからの有機化合物も減少が目立った。

 9月の平均為替レートは1ドル=105円96銭と、前年同月に比べ73銭の円高・ドル安だった。全国の輸出入総額に占める神戸港のシェアは、前月比0.1%低下の5.8%になった。

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