井戸兵庫知事、万博アクセスに海上3ルートなど提案 井上万博担当相と会談

20201017提案手交

 井上信治万博担当相は16日午後、神戸市を訪れて兵庫県の井戸敏三知事と会談した。井戸知事は2025年に大阪市此花区の夢洲で開催する国際博覧会(大阪・関西万博)について提案書を手渡し、夢洲の会場以外にもサテライト会場を設けることや、会場へのアクセスに船を使って夢洲へ来場者を輸送するルートの設置などを求めた。井戸知事は案として兵庫県内にサテライト会場の候補地3カ所と、海上輸送の3ルートを提示した。(写真は提案書を受け取る井上万博担当相=左=と井戸知事)

 サテライト会場は、神戸市の神戸医療産業都市に「医療産業記念館」、淡路市の淡路夢舞台などに「国生み神話館」、姫路市の姫路城周辺などに「姫路伝統文化館」などの会場設定があり得ると示した。井戸氏は、サテライト会場が関西全体に万博の経済効果を波及させる役割を担うことを説明。そのうえで「本格的な付属館にするのに議論があるようなら、万博をかんむりにした『サテライト』という名称を使わせていただくのをお許しいただけましたら、われわれでやります」と費用負担の方法についても示唆した。

 海上ルートについてはリゾートホテルが多く立地する淡路島から船で約55分かけて夢洲に到着するルートに加え、遠隔地から航空機で万博をめざすことを想定した神戸空港(神戸空港)から約20分のルート、未利用の埋め立て地に広大な駐車場を用意できる尼崎市から約8分のルートがあり得ることを紹介。鉄道アクセスが大阪メトロ中央線のみ、道路交通が舞洲大橋1カ所に集中することを補う意義があることを強調した。

 井上万博担当相はかねて、サテライト会場について前向きに検討する意向を示している。さらに、この日は陸路を補う海上ルートについての具体的な提案に、基本計画に盛り込むか検討する意向を示した。ただ、海上ルートの設定にかかる費用などについては現時点で万博の計画に含まれておらず、引き続き調整が必要になる見通しだ。

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