銀獅子賞「スパイの妻」公開 パネル展やロケ地ツアーなど・40年代の神戸が舞台

20201016スパイの妻パネル展

 イタリアで開催した世界三大映画祭の1つ、ベネチア国際映画祭で監督賞(銀獅子賞)に選ばれた黒沢清監督の映画「スパイの妻」が16日に公開されたのを機に、神戸市内でパネル展やロケ地ツアーなど記念の企画が相次いで開催される。黒澤監督は神戸市出身。映画は1940年代の神戸市を舞台とする歴史ミステリーだ。2019年10〜11月に、旧グッゲンハイム邸(神戸市垂水区)、旧加藤海運本社ビル(神戸市兵庫区)、神戸市営地下鉄名谷車両基地(神戸市須磨区)、神戸税関(神戸市中央区)と実際に神戸市内の4か所でも撮影した。

 パネル展は神戸市役所1号館24階の展望フロア(写真)と、三宮センター街(神戸市中央区)にある各店舗の3階を結ぶ通路「三Fストリート」で開催。映画の内容紹介やロケ地の紹介、作品が生まれた経緯、監督からのメッセージなどをパネルに示して展示する。11月15日まで。神戸市役所1階ロビーと、三宮センター街には記念のバナーも掲げる。

 神戸観光局や神戸商工会議所などで企画する「おとな旅・神戸」ではロケ地ツアーを11月5日と18日に実施するが、すでに定員に達している。映画やドラマなどの神戸市内での撮影を支援する神戸フィルムオフィスの担当者の案内で、旧グッゲンハイム邸や神戸税関を巡る3時間程度のコースだ。神戸観光局では同様のロケ地ツアーを追加で開催できるか調整を進めているほか、年内にも動画でロケ地を巡る「オンラインツアー」も開催したい考えだ。

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