INAC神戸、日本初の女子プロリーグ参入 安本社長「初代チャンピオンめざす」

 来年開幕する日本初のサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」を運営する一般社団法人の日本女子プロサッカーリーグ(東京都文京区)は15日、WEリーグに参入する11チームを発表した。神戸市に本拠地を置くINAC神戸レオネッサも参入が決まった。参入には役員の50%以上を女性にするほか、15人以上のプロ契約選手が所属することなどを条件に審査した。日本女子プロサッカーリーグの岡島喜久子代表理事が、動画を通じた記者会見で発表した。

 テレビ会議システムを通じて岡島代表理事の記者会見に出席したINAC神戸の安本卓史社長は「埼玉県から3チームが参入するなど、現在の女子サッカーは関東のほうが強いという印象」と指摘する一方、「WEリーグの発足とともに20周年を迎えるINAC神戸としては」「チャレンジャーとして、WEリーグ初代チャンピオンをめざしてがんばる」と意気込みを語った。さらに日本代表の「なでしこジャパンにも必ずやいい影響があると信じている」と女子サッカーの強化や、すそ野拡大への期待も述べた。

 リーグには7月までに17チームが参入を申請していた。このうちINAC神戸を含む、現在なでしこリーグに所属する9チームと、J1のサンフレッチェ広島とJ2の大宮アルディージャが新たに設立する2つの女子チームが参入を決めた。11チームになったことで、ホームとアウェイで同カードが2試合になる総当たり戦にすると、1チームの試合数は年間10試合。リーグ全体では110試合になる計算だ。プロ化によって発信力が高まるかなどが、収益を安定させるうえで今後の課題になる。

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