神戸市とシンガポール社、多井畑西で航空写真測量の実証実験 詳しい地形を把握

20201015多井畑

 神戸市と、地図データに関するソフトウエアを開発するシンガポールの「ブレインプールテック」は15日、須磨区と垂水区にまたがる多井畑(たいのはた)西地区の山林で、ドローンを使った航空写真を撮影する実証実験を実施した。航空写真から同地区の詳しい地形や生物多様性の現状、どのような災害のリスクが大きいかといった、同地の特徴を調べる。今後は今回撮影した画像データをもとに、解析作業に入る。(写真はドローンが撮影した映像=神戸市提供)

 撮影したのは、神戸市が独立行政法人の都市再生機構(UR)から無償で取得する予定である29ヘクタールの土地。神戸市は取得する土地を、大都市の住宅地の中にありながら、自然に触れることができる場として活用をめざす方針で、同地について詳しく調査する必要があった。一方で、ブレインプールテックは日本進出をめざし、日本初の実証実験の場を探していた。実証実験にはURや地元自治会からも了解を得た。

 ブレインプールテックは複数の地図地形データを統合して、精度の高い立体(3D)地図を作成。地図をもとに人工知能(AI)分析ができるソフトウエアや、スマートフォン(スマホ)向けアプリなどを開発する。朝日放送グループホールディングス傘下の投資会社であるABCドリームベンチャーズも出資している。朝日放送グループはブレイン社の日本での活動を、株主として支援する。

 神戸市は今後、里山の保全活用のために住民と行政の双方が情報を入力できるスマホ向けアプリの開発などを計画している。今回取得したデータを検討したうえで、アプリのアイデアなどを改めて公募する考えだ。さらに中長期的には多井畑西地区を、ITを活用する先進的な里山のモデル地区として位置づけ、地元住民や民間企業などと多様な取り組みを展開したい考えだ。

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