石原神戸運輸監理部長「海を軸にした淡路島の観光を」 26日に洲本で初回会合

20201013石原神戸運輸監理部長

 「海を軸の1つに据えた淡路島の観光ができるのではないか--」。こう話すのは国土交通省の石原彰・神戸運輸監理部長(写真)だ。全国に10カ所ある地方運輸局の1つで、兵庫県内の運輸行政を担当する神戸運輸監理部では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3密が回避できる観光地として脚光を浴びる淡路島で「海事観光」に注目している。「海があることによって、より特徴的な観光ができるはず」という。13日に神戸運輸監理部で記者団の取材に応じて話した。

 石原氏は「淡路島には『国産み神話』が伝わるうえ、朝廷に水産物など食品を献上した『御食国(みけつくに)』と呼ばれた経緯もあるが、いずれも海に関わる」と指摘。「淡路島の文化と海は切っても切り離せない」と強調する。そうした中で「遊覧船だけでなく、淡路島までの移動に船を使うことで、バスなどで淡路に入るのとは一味違った風景も楽しめるし、各種マリンレジャーの人気も根強い」と海事観光の魅力に期待する。

 すでに淡路島に関係する交通事業者に加え、旅行会社や現地の観光施設、自治体など17社・団体と「淡路島地域海事観光推進協議会」を組織。今月26日に洲本市内で第1回会合を予定する。事務局は神戸運輸監理部だ。21年の春と秋には「花みどりフェア」が開催されるほか、25年には大阪湾の対岸に当たる大阪市で大阪・関西万博も控える。観光客の増加が見込まれる中、新型コロナ対策も意識しながら受け入れの準備を着実に進めたい考えだ。

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