8月の兵庫県有効求人倍率、低下続く 判断は「厳しい状況」据え置き

 厚生労働省の兵庫労働局が2日に発表した8月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.05ポイント低下の0.93倍だった。8カ月連続で低下し、2014年11月以来およそ5年半ぶりの低水準になった。兵庫労働局は足元の雇用情勢について、前月と同じ「求人の増加に比べ、求職者の増加が大きく、厳しい状況にある」として情勢判断を据え置いた。

 有効求人数は前月比499件の増加と3カ月連続で増加した一方、有効求職者数は同4558件の増加だった。企業に人手の過剰感は引き続き乏しいとみられるが、求人数の伸びは前月に比べて縮小した。兵庫労働局は情勢判断で「新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に、より一層注意する必要がある」との表現も維持して、先行き不透明感を改めて指摘した。

 雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.59倍。前月比0.05ポイント改善と3カ月ぶりに前の月を上回った。新規求職者数が減少する一方、季節調整の影響で新規求人数が増加した。

 企業の新規求人(原数値)は前年同月比29.2%減と、8カ月連続で減少した。業種別では、建設業が20.9%減、製造業が49.2%減、情報通信業が19.2%減、運輸業・郵便業が24.7%減、卸売業・小売業が31.6%減、宿泊業・飲食サービス業が26.4%減、生活関連サービス業・娯楽業が39.0%減などだった。

 全国統計では、厚生労働省が発表した同じ月の有効求人倍率(季節調整値)が前月に比べ0.04ポイント低下の1.04倍だった。14年1月以来の6年7カ月ぶりの低水準になった。

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