「世界を視野」の起業家育成プログラム、起業プラザひょうごで開講 19人受講
- 2020/10/02
- 00:22
兵庫県が9月に旧居留地(神戸市中央区)の三井住友銀行神戸本部ビルに開設した起業支援拠点「起業プラザひょうご」では1日、起業当初から事業の海外展開を視野に事業モデルなどを組み立てる「グローバル・アントレプレナー育成プログラム」を開講した。第一線で活躍する起業家らが連続して講演して実践的な話が聞けるのと同時に、受講者らの事業に関する相談にも積極的に応じるのが特徴だ。
内閣府が設置した補助金「地方大学・地域産業創生交付金事業」が採用した「神戸未来医療構想」の一環として実施する。兵庫県、神戸市、神戸大学の3社が共同で主催する。統括責任者は神戸大の忽那憲治教授が担当する。7〜9月に募集した、すでに事業を始めた人や、今後起業を考えている人、学生などの19人が受講する。受講者が出席しやすい木曜日の夜を中心に、21年1月21日まで8回の講義とプレゼン大会を開く。
第1回の1日は、鍼灸院・接骨院をチェーン展開するアトラ(6029)の新規株式公開(IPO)にも携わった連続起業家の佐藤正和氏が講義。「ビジネスアイデアとビジネスモデルの設計」について話し、受講者は熱心に耳を傾けていた(写真)。一連の講座を受けて優秀なプレゼンを発表した受講者は、カリフォルニア大学サンディエゴ校と連携したプログラムも併せて受講できる予定だ。
起業プラザひょうごは、三井住友銀行のスタートアップ支援拠点も兼ね、隣接して国連プロジェクトサービス機関(UNOPS、ユノップス)のスタートアップ育成拠点が11月に開業する予定だ。兵庫県は立地の良さを生かし、多様な起業家支援の行事などを展開して中長期的な経済の活性化につなげたい考えだ。
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