JR六甲道・阪急六甲〜六甲ケーブル下に市バス直行便 10月1日から
- 2020/09/30
- 23:41
神戸市交通局は30日、JR六甲道から六甲ケーブル下を結ぶ市バス「106系統」に、途中の停留所は阪急六甲以外に停まらない「106系統直行便」を追加すると発表した。10月1日から11月30日まで運転する。六甲ケーブルを使って六甲山を訪れる観光客の利便性向上が目的。106系統の市バスを増発する形でダイヤを組むことで、六甲ケーブルと鉄道との間をつなぐ輸送力を強化する。(写真は六甲ケーブル下の駅舎=資料)
神戸市交通局は2018年から、三宮〜摩耶ケーブル下・六甲ケーブル下を結ぶ急行バスを運転。六甲山に向かう観光客の足を強化した経緯があった。ただ足元では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて観光客が減少。さらに運行実績からみて六甲ケーブルの利用客は結局、JR六甲道や阪急六甲からバスで向かう人が多いことが判明した。このため両鉄道駅と六甲ケーブル下との経路を強化する。
往路である六甲ケーブル下行きは、午前9時発〜午後5時半発まで30分間隔でJR六甲道を出発する。復路のJR六甲道行きは曜日によって運用が異なる。土日祝は、六甲ケーブル下が9時16分発から18時15分発までの約30分間隔で、途中の停留所は阪急六甲のみの直行運転。平日の運転時間は午後0時16分発から午後5時55分発までとし、全停留所に停まる通常運転とした。六甲ケーブル下の発車は、六甲ケーブルの到着に合わせて調整する。
「106系統直行便」の運転開始によって、三宮〜摩耶ケーブル下・六甲ケーブル下の急行バスは今年の運転予定である11月30日までで運転を終了。来年は春〜秋の観光シーズンでも急行バスを運転しない。まやビューライン(摩耶ケーブル・摩耶ロープウェー)への連絡には、代わりに三宮からの直行便を運転する計画という。
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