Kiss FM KOBEが「中突堤旅客ターミナル」に移転 来年4月から新スタジオ

20200930中突堤旅客ターミナル

 FM放送局のKiss FM KOBEを運営する兵庫エフエム放送(神戸市中央区)は、本社を現在の「中突堤中央ビル」から、神戸メリケンパークオリエンタルホテルの2階部分に相当する「中突堤旅客ターミナル」(写真)に移転することを決めた。移転の作業は順次進め、2021年4月1日から新本社のスタジオで放送を始める計画だ。同社は1990年10月の開局から中突堤中央ビルに本社を置いてきたが、開局30周年を機に移転して機材も一新。よりデジタル時代に対応した放送局をめざす。

 中突堤旅客ターミナルは5万トン級の外国クルーズ客船に対応する岸壁を持つ。「飛鳥Ⅱ」「にっぽん丸」といった客船がしばしば入港するなど、新港第4突堤のポートターミナルと並ぶ神戸港の玄関口だ。こうした立地を生かし、海を眺めながら生放送ができるスタジオを設置する。さらに動画のライブ配信や収録にも対応するオープンスタジオも備える。このほか会議や打ち合わせ、インタビューやコメント収録など柔軟に利用できるスペースも置く計画だ。

 中突堤中央ビルは、現在Kiss FM KOBEが入居している南館が1962年に完成した。63年に完成した神戸ポートタワーよりも古く、当初は客船ターミナルとして使われたという。老朽化が進んでおり、ビルの所有者である神戸市は同ビルの再開発を検討。昨年秋には民間企業から活性化に向けたアイデアを募集する「サウンディング型市場調査」を実施していた。1、2階の売店や飲食店などは、すでにほぼ全部が閉店。具体的な再開発計画は決まっていないが、同局も移転して再開発に備える形だ。

 移転によって海を見渡す眺望は大きく広がるが、駅や市街地との距離は現在よりも遠くなる。このため営業担当者など放送以外の業務部門で使用する執務スペースを、旧居留地(神戸市中央区)周辺などに確保するか検討するようだ。

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