神戸市の副業人材募集に応募殺到 すでに定員の17倍超、約700人が応募

20200929神戸市役所

 神戸市が募集した副業人材に応募が殺到している。動画の企画やSNS(交流サイト)への発信、広報紙の記事制作など広報に関する専門的な技能を持つ人に、勤務時間を定めず、出勤しないのを原則とする「副業」を呼びかけた。24日に公募を開始したところ、計40人の募集枠に対して28日の午前中までで約700人の応募があり、倍率は17倍超と人気を集めている。(写真は神戸市役所=資料)

 副業人材の募集は、一極集中が進む東京を中心とした神戸以外に住む技能の高い人材に、神戸市の業務に携わってもらうのがねらい。神戸へのUターンやIターンを考える人に、テレワークによって神戸で仕事をするきっかけを作るねらいもあるという。接触を避けた柔軟な働き方は、新型コロナウイルス対策の一環とも位置付ける。11月からの業務開始を予定。動画の企画だと報酬は月額10万円程度になる。

 募集した職種は10種類だが、現時点で最も人気があるのは広報紙の連載企画を制作する業務で、1人の募集に対して100人超が応募している。このほか神戸市のSNS広告用バナーのデザイン制作業務では5人の応募に対して約90人が応募した。応募があった約700人のうち50%程度が兵庫県在住。東京都内の在住は現時点では2割弱にとどまっている。応募の締め切りは職種によって異なる。

 神戸市はすでに新産業誘致を担当する「チーフイノベーションオフィサー」や、出版物などのデザインを監修する「クリエイティブディレクター」といった専門的な技能を持つ民間人材を専業で起用。今回の副業人材の募集も、多様な人材を組織に取り込み、複雑化する行政サービスを迅速、円滑に実行できる体制整備の一環だ。ただ全国展開する組織でないにもかかわらず、職員の居住地まで多様化をねらうケースは珍しい。

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