西村経財相、経済対策「時期を逸することなく対応したい」 予備費8兆円も考慮

20200926西村経財相

 西村康稔経済財政・再生相(写真)は26日に神戸市で記者団の取材に応じ、今後の経済財政運営について「菅(義偉)総理からは、ちゅうちょなく、臨機応変に、時期を逸することなく、経済財政運営に万全を期すようにと指示を受けている」と述べ、経済情勢に沿って柔軟に対応する方針を強調した。追加の経済対策については「現時点では1次補正、2次補正で手当てされた予算に、予備費もまだ8兆円ある」と指摘。「まずは1次補正、2次補正を着実に、迅速に届けていくことが大事だと思っている」「時期を逸することなく対応していきたい」と語った。

 足元の景気については、新型コロナウイルスの感染対策が一定程度は経済活動を圧迫するとの見方が増えている。これについて西村氏は「旅行とか飲食店とか、さまざまな活動が一度にアクセル全開というのは無理で、徐々に徐々にブレーキを緩め、アクセルを踏み込んでいくことになる」と述べ、国内景気の回復は緩やかな経路をたどるとの見方を示した。久元喜造神戸市長との意見交換でも、経済的に困窮した人に家賃を補助する「住居確保給付金」について相談件数や期間延長を求める声が増えているとの報告を受けたという。

 一方で「今日は三宮駅前も、かなりの人出があった」と話したうえで「個人消費は底堅いとみている」との認識を述べた。引き続き、政府の各種「GoTo」キャンペーンや、地域内のプレミアム付食事券、マイナポイントなどで個人消費を継続的に刺激する方針を改めて示した。

 長期的には、経済協力開発機構(OECD)が16日に2020年の世界経済成長率見通し上方修正したことを引き合いに、「日本経済にとって重要な輸出の増加と、それに伴う生産の拡大は雇用の創出にもつながる」と指摘。「世界各国が(感染対策を取り込んだ)新たな日常を作っていくことによって経済のレベルが上がっていく」と述べ、コロナ禍の中でも経済の回復に自信を見せた。

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