西神中央、緑のプレンティ広場に 西側広場は「顔」の機能も
- 2020/09/18
- 00:25
神戸市は17日、神戸市営地下鉄・西神中央駅の東西の駅前広場のリニューアルに向け、設計を委託する候補事業者を決めたと発表した。東側の「プレンティ広場」はE-DESIGN(大阪市中央区)、バスロータリーがある西側はFULL POWER STUDIO(名古屋市名東区)をそれぞれ選んだ。20年度には実際の設計業務に入り、21年度に着工を予定する。
プレンティ広場では日常的なにぎわいに加えて、神戸まつり「西区みどりと太陽のまつり」などのイベントを開催するのを前提に設計するよう求めた。E-DESIGNの提案では広場の中心部を芝生化するほか、広場の外周に植物の「たな」を配置して日陰を作る。周辺に緑が多い西神中央らしいデザインにした(1枚目の図=神戸市提供)。
西側の広場は、鉄道とバスの交通結節機能を便利に確保できる点に加え、文化・芸術ホールや新図書館に歩道橋で直結することから「新たな街の顔」としての機能を重視した。既存の樹木などを生かしながら、空間を刷新して休憩スペースなども設ける提案だ(2枚目の図=同)。
プレンティ広場の整備は都市局新都市事業部内陸・臨海計画課が担当。9月14日まで3回の選定委員会を開催し、5社の中から1社にしぼった。次点はパシフィックコンサルタンツなどの設計共同体だった。西側の広場は建設局駅前魅力想像課が担当する。16日に選考会のプレゼンテーションを実施し、3社の中から選んだ。(いずれも図は提案段階のもので、実際の設計段階で変更になる場合がある)
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