8月の神戸港、輸出入総額は11カ月連続で前年比減 中国向け輸出は回復傾向

20200916貿易統計

 神戸税関が16日発表した8月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比12.7%減の6077億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国内外の需要減少を背景に、前年比で大幅な減少が続いた。ただ、いちはやく経済活動を再開した中国向けの輸出は前年同期比0.6%減の1025億円と回復傾向が続くなど、国内外で荷動きが戻る傾向は続いた。輸出入総額の減少率も、小幅ながら3カ月連続で縮小した。

 輸出額は前年同月比12.9%減の3697億円だった。品目別では米国向けなどの「建設用・鉱山用機械」が41.8%減の131億円と減少。ギアボックスなど「自動車の部分品」が52.9%減の59億円と前月に続く大幅減。東南アジア向けなどが減った。半面、中国向けを中心とする「精油・香料および化粧品類」は38.3%増の174億円と、神戸港の月間輸出額としては2カ月連続で過去最高を記録した。中国向けでは「半導体等製造装置」の輸出も73.2%増の111億円と大幅に伸びた。

 輸入額は前年同月比12.5%減の2380億円になった。減少率は7月(8.5%減)に比べ広がった。フランス、ドイツなどからの「輸送用機器」が61.2%減の36億円と大幅に減少。中国やベトナムなどからを中心に「衣類および同付属品」は13.3%減の175億円。半面、ルーマニアやイタリアからの加熱式を含む「たばこ」は55.2%増の301億円と、8月としての過去最高を記録した。「家庭用電気機器」の輸入も47.6%増の39億円と8月として最高だった。

 8月の平均為替レートは1ドル=106円19銭と、前年同月に比べ1円02銭の円高・ドル安だった。全国の輸出入総額に占める神戸港のシェアは、前月比0.5%低下の5.9%になった。

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