井戸兵庫知事、次期内閣「仕組みや財源で地方に自主性を」西村経財相の残留期待

20200914井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が公開した動画より)は14日の定例記者会見で、自民総裁選に菅義偉官房長官が当選し、次の首相になる見通しになったことで「地方重視ということは表明されているが、きちんと仕組みや財源の問題で、地方の自主性や自立性を発揮できるような方向を目指した議論、検討する機関を作って、姿勢を示していただきたい」と地方分権を具体的に進めることへの期待を述べた。16日にも発足する次期内閣への期待について、記者の質問に答えた。

 このほか閣僚人事については、新型コロナウイルス対策を担当する「西村康稔経済財政・再生相にはぜひ残留していただいて、コロナ対策と合わせて、マクロ経済対策をしっかり取り組んでいただきたい」と話した。西村経財相は自民細田派。明石市と淡路島で構成する衆院の兵庫9区選出という地元出身の閣僚だけに「身びいきになるかもしれないが」と断ったうえで述べた。兵庫県選出の議員では現在、西村氏のほか公明で衆院兵庫2区の赤羽一嘉氏も国土交通相として入閣している。

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