神戸市、総額82億円の9月補正予算案を発表 ギガスクール構想対応17億円など

20200912神戸市補正予算

 神戸市は11日、総額82億円の9月補正予算案を発表した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けた医療面と住民の生活、地域経済への影響に対応することが柱。検査・医療体制への強化や感染防止策に24億円、新型コロナウイルスと共存するウイズコロナ時代での環境整備などに20億円、さらに観光振興など経済活動の支援に3億円を投入する。18日からの市議会で審議する予定だ。

 検査・医療体制への強化では、軽症者を受け入れる宿泊療養施設を確保する費用を積み増した。ニチイ学館の研修施設である神戸ポートアイランドセンター(神戸市中央区)の宿泊棟に加え、東横イン神戸三ノ宮駅市役所前(同)を通年で使用するのに10億700万円を計上。このほか児童福祉施設などでの感染防止策を強化するのに11億300万円を計上し、パネルの追加購入や消毒液の調達などに充てる。

 ウイズコロナの環境整備では、児童生徒1人に1台の学習端末を用意することを柱とした政府の「GIGA(ギガ)スクール構想」に対応するために、小中学校などのネットワーク環境整備やデータセンターの強化に17億3700万円を計上する。このほか障害者の就労支援に1億1400万円を計上。同時に、ハイキング道や公園の整備、洞川教育キャンプ場(神戸市北区)や神戸市立自然の家(神戸市灘区)など野外活動の場の再整備なども実施する。

 経済活動の支援では、市内宿泊・観光の推進を目的に神戸市の住民を対象にした、神戸市内の観光施設の利用券や、神戸市内でのプレミアム付宿泊クーポンの販売を計画。これに2億5300万円を計上する。飲食店や商店街の魅力発信事業なども実施を予定する。

 財源は新型コロナ対策を目的とした国の地方創生臨時交付金が22億円、その他の国庫支出金や兵庫県の支出金などが34億円、市債発行で22億円など。国の地方創生臨時交付金は今年度、139億円の交付を受けることになっているが、当初予算と今回まで4回の補正予算で137億円を財源として計上。ほぼ全額を使い切る。

 神戸市は5月から新型コロナウイルス対策の一環で、ふるさと納税の制度を活用して「ふるさと神戸ダブル応援基金」への寄付を募集してきた。集まった寄付金のうち約4500万円も、観光支援を中心として今回の財源に充てる。

 今回の補正予算案が成立することで、一般会計の予算額は1兆249億円、企業会計は3496億円になる。

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