エア・ウォーターが初出展「歯の神経」再生医療など展示 産業メッセ
- 2020/09/04
- 00:34
3日に始まった西日本最大級の産業総合展示会である「国際フロンティア産業メッセ」(主催・国際フロンティア産業メッセ実行委員会)では、産業ガス大手のエア・ウォーターが初出展した(1枚目の写真)。同社は2019年5月にポートアイランド(神戸市中央区)の神戸医療産業都市に研究開発施設「国際くらしの医療館・神戸」を開設。子会社のアエラスバイオが世界で初めて実用化した「歯の神経」の再生医療など、同施設で展開する医療関連事業について展示した。
エア・ウォーターの展示ブースは今回の特別展示「くらしと健康・医療」のエリアに開設。歯の神経と呼ばれる歯髄を再生する治療は、歯の模型などを使って説明したほか、遠隔診療支援システムや、内視鏡などに使う高精細画像「8K」などを展示した。このほか、今回は「国際くらしの医療館・神戸」を見学するツアーも開催。密集を回避するために募集人数をやや少なくしたせいもあるが、展示会の会期前には定員に達するなど人気を集めていた。
このほか主要な企業では、川崎重工業とシスメックス、両者の共同出資会社であるメディカロイドの3社は共同で出展。メディカロイドが開発した国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)サービカルロボットシステム」を動画で紹介。同じくメディカロイドが開発したPCR検査ロボットシステムに使う川重の産業用ロボット「duAro(デュアロ)2」は実物を展示した。
神戸製鋼所も同社が持つ医療や健康に関する技術や製品を展示。抗菌めっき技術の「ケニファイン」や、高圧処理で非加熱殺菌する装置「FOOD FRESHER」のほか、神鋼環境ソリューションの子会社であるミカレアが販売するユーグレナを使った健康食品などを紹介した。神戸製鋼所の展示ブースでは、担当者らが分かりやすくラグビートップリーグの神戸製鋼が着る赤いユニフォームで来場者を出迎えた。(2枚目の写真)
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