梶山経産相、神戸の水素関連施設を視察 世界初の水素運搬船も

20200902すいそふろんてぃあ艦橋

 梶山弘志経済産業相は2日、神戸市に出張して水素関連施設を視察した。川崎重工業が神戸工場(神戸市中央区)で世界で初めて建造している液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」にも訪れ、今秋にも始まる「水素サプライチェーン(供給網)」の実証実験に関する説明なども受けたという。(写真はすいそふろんてぃあの艦橋内=経産省のインスタグラムより)

 水素サプライチェーンの実証実験は、これまで利用されていなかったオーストラリアの「褐炭」と呼ばれる低品質の石炭から水素を製造し、船で日本に輸送する。水素の供給コスト引き下げと、水素の国際供給網の構築をめざす。「すいそふろんてぃあ」は実証実験で日豪間の水素輸送に投入する予定だ。

 水素サプライチェーン実証実験の関連施設では、川重などが神戸空港島で輸入した液化水素の受け入れ基地の建設を進めている。このほか神戸市内では川重と大林組などが今秋、世界で初めて水素だけを燃料とした「ドライ方式」での市街地への熱電併給の実証実験を計画している。

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