JR西日本、京阪神で終電10〜30分繰り上げ 来春・保線作業員の休日確保へ

 JR西日本は2021年春のダイヤ改正から、京阪神の在来線で終電を10〜30分繰り上げる。深夜に保線作業の時間を少しでも長く取り、効率よく保守作業を実施することで、作業員らの休日を確保することが目的だ。深夜に重労働をこなす鉄道工事の担い手が急速に減少していることから、労働環境を改善して人材を獲得する必要があると判断した。長谷川一明社長が26日の定例記者会見で発表した。

 深夜0時以降に走る電車50本程度を削減する見通し。鉄道の安全運行に線路などの保守作業は欠かせないが、建設業全体では08年から19年までに作業員数は12%減った。特に深夜の重労働になる鉄道保守は人手の確保が厳しく、JR西日本のグループ会社では23%減少した会社もあった。このため平日深夜にできるだけ作業時間を確保し、土曜、日曜、祝日などに休みを取りやすくする。

 さらに最近は、通勤客の帰宅時間が早まり、深夜時間帯の乗客が減少している傾向もあるという。この傾向は新型コロナウイルスの感染拡大で一段と強まった。ただ乗客の利便性は維持するため、東京から新大阪駅に到着する新幹線や、他社線との接続は可能な限り確保する方針だ。線区ごとの具体的な時刻などについては、9月に公表する予定だ。

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