井戸兵庫知事「情報系インフラきちんと整備」 起業プラザひょうご開業式典で
- 2020/08/22
- 01:35
兵庫県の井戸敏三知事(写真)は21日に開催した、スタートアップ(起業)支援拠点である「起業プラザひょうご」の移転オープン記念式典で、兵庫県によるスタートアップ支援について「情報系のインフラをきちんと整備したうえで、支援をしていく必要がある」と強調。例として、兵庫県内の行政機関や教育機関などのネットワークである兵庫情報ハイウェイの強化を進めていることを説明した。
井戸氏は兵庫情報ハイウェイについて「今年度中には(通信)容量を2倍にし、アクセス(接続)ポイントも1カ所増やして25カ所にする」という。兵庫情報ハイウェイは一部をネット接続等にも貸し出しており、佐用町の大型放射光施設「SPring-8」(スプリング8)が兵庫情報ハイウェイを通じて、国の学術情報ネットワークに接続した実績もある。大容量の通信ができるインフラとして、民間の活用も促す考えだ。
そのうえで新たな起業プラザひょうごが三井住友フィナンシャルグループや、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS、ユノップス)のスタートアップ支援拠点と併設することで、「世界的な起業のセンターとして機能していくことを期待をしている」と語った。
兵庫県は2017年に「起業プラザひょうご」を神戸市中央区の複合ビル「サンパル」内に開設。同ビルが三宮再開発で取り壊しになることから、産業振興で協力する三井住友銀行の三井住友銀行神戸本部ビル(旧太陽神戸銀行本店)に移転。9月1日から稼働する。
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