ゲームは風水害時の訓練になるのか? 神戸市など体験会で実証実験

20200821実証実験

 神戸市は20日、台風による風水害が発生した24時間を追体験するゲーム「風水害24」の体験会を灘区民ホール(神戸市灘区)の会議室で開催した。災害に巻き込まれずに、24時間後も生き残ることをめざすシミュレーションのゲームだ。親子づれの市民や街づくりの専門家、神戸市の職員ら約20人がゲームを体験し、ゲームを通じて訓練効果を得られるか、災害に関する知識を高められるかなどを確認した(写真)。

 デザインを活用して社会課題の解決をめざすNPOのイシュープラスデザイン(東京都千代田区)が、企業の持ち込み企画を元にスタートアップ支援と行政課題解決の一挙両得をめざす「Urban Innovation KOBE +P」(アーバンイノベーション神戸プラスピー)に応募し、神戸市が採用した。神戸市が「+P」の事業を採用するのは今回で第9号になる。

 ゲームの進め方は、「台風情報」が伝わると、現在地で災害などの「状況の変化(イベント)」が発生する。それを受けて自らの行動を「情報収集」「移動」「地域住民への声かけ」から制限時間内に選択。情報収集しながら移動し、できるだけ他人も救助しながら、「状況の変化」が10回起きたところで生き残っていることを目指す。ゲームの最初に、それぞれ全員に付与される100ポイントを、できるだけ減らさずに生き残る。0ポイントで死亡、50ポイント未満になれば重傷者だ。

 イシュープラスデザインの筧裕介・代表理事CEOは、「単純に教えられるだけでは身につかないことでも、ゲームにすることで楽しく、どうしたら風水害の中で生き残れるかを考えることができる」と話す。ゲームは企業研修などを受託するプロジェクトデザイン(富山県滑川市)が制作した。他人を助けると、自分が意外に大きなダメージを受けるといったリアルな設定も多く、参加者は災害時の状況判断の難しさ疑似体験していた。

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