アシックスの今期、最終赤字220億円に 新型コロナで減収・在庫適正化も実施で

20200813アシックス決算

 アシックスは13日、2020年12月期の連結最終損益が220億円の赤字(前期は70億円の黒字)になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた販売減による減収に加え、下期に在庫適正化を実施することで利益率が悪化。さらに収益性が悪化した店舗の減損損失などを特別損失として計上する予定だ。同社は今期の業績予想を5月22日に取り下げ「未定」としていた。中間配当は見送り、期末に24円を配当する計画も示した。

 売上高は前期比21%減の3000億円、営業損益は140億円の赤字(前期は106億円の黒字)になる見込み。地域別の売上高は日本が前期比24%減の913億円、北米が19%減の636億円、欧州(中東・アフリカ含む)が18%減の788億円などになる見通し。加えて下期に予定している在庫適正化では、粗利益率が2%程度悪化する計画という。

 東京五輪・パラリンピックが1年延期になったことに伴う追加負担について、テレビ会議システムを通じて記者会見した広田康人社長は「まだ具体的に話がない」と述べるにとどめた。そのうえで「来年は無事に開催されることを予定して、準備を進めていく」という。「今年に計上する予定だった(五輪関連の)売上高の大半が、来年に回ることになるが、その目標を立てて実行していきたい」と話していた。

 同時に示した20年1〜6月期の連結決算は、最終損益が62億円の赤字(前年同期は55億円の黒字)だった。「店舗休止等損失」として25億円を特別損失に計上。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市封鎖(ロックダウン)や外出自粛などで、直営店を臨時閉店したことなどが響いた。売上高は前年同期比22%減の1468億円、営業損益は38億円の赤字(前年同期は85億円の黒字)だった。

 アシックスが今期の業績予想を取り下げて「未定」とした5月22日から2週間に1回、開示してきた直営店の売買動向については、開示を終了。各地で直営店の再会が進み、回復の傾向が鮮明になってきたためとしている。 

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