日和産の4〜6月期、純利益2.3倍 飼料安定基金積立金の減額で販管費減
- 2020/08/13
- 17:33
日和産業が13日に発表した2020年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.3倍の1億4500万円だった。飼料安定基金積立金の負担額が減少したことで販管費が大幅に減少し、大幅増益に寄与した。米国でバイオエタノール需要が後退した影響で、とうもろこしの国際価格が下落。このため主力の配合飼料で値下げがあり、やや減収になったが販管費の減少で補った。
売上高は3%減の100億円、営業利益は3.0倍の1億7200万円だった。配合飼料は4月に値下げを実施。4〜6月期の出荷数量に新型コロナウイルスの影響は大きく表れず、おおむね前年同期並みだった。事業(セグメント)別の売上高は、飼料事業が前年同期比3.0%減の96億500万円、畜産事業が同6.6%増の4億3100円だった。
21年3月期の連結業績予想は従来予想を据え置いた。純利益は前期比8%増の4億円になる見通しだ。配合飼料の出荷数量は、おおむね前期並みを見込む。
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