ケミプロ化成、今期税引き益45%減に 紫外線吸収剤など販売減で
- 2020/08/08
- 05:55
ケミプロ化成は7日、2021年3月期の単独税引き利益が前期比45%減の5000万円になる見通しだと発表した。同社は新型コロナウイルスの感染拡大による影響を合理的に算出できないとして、今期の予想を開示していなかったが、足元の動きを見て通期の予想を立てたという。新型コロナの影響で主力の紫外線吸収剤などの販売が減少する見通しだ。
売上高は6%減の100億円、営業利益は23%減の3億円を見込む。紫外線吸収剤のほか、添加剤や受託製造製品など主力製品で前年度に比べ販売減が見込まれるという。だが添加剤の新製品の販売を強化。利益率の高い製品の販売比率を上げるなどで、採算の確保をめざす。配当金は前期比1円減配の2円を計画する。
同時に発表した2020年4〜6月期の単独決算は、税引き利益が1億5100万円と前年同期の400万円から大幅に伸びた。一部の製品で工場稼働率が改善した効果などが表れ、採算が改善した。売上高は16%の減の21億円、営業利益は27%増の9億3000万円だった。
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