川西倉の4〜6月期、純利益3.6倍 新港地区再開発の補償金が押し上げ
- 2020/08/08
- 02:53

川西倉庫が7日に発表した2020年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比3.6倍の5億2100万円だった。新港突堤西地区再開発事業に伴い、神戸市中央区にある神戸支店第3突堤営業所の建物を神戸市に譲渡。受取保証金の6億8000万円を特別利益に計上したことで、純利益が押し上げられた。貨物取扱高の減少による減収を補った。
売上高に相当する営業収益は3%減の58億円、営業利益は42%減の1億2500万円になった。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞もあって、貨物取扱高が減少した影響を受けた。倉庫業務のほか運送業務、港湾運送取り扱い業務も低調で、国内物流事業の営業収益は3.9%減の49億円だった。国際物流事業は輸出入貨物の取り扱いが減り、営業収益は1.9%減の7億3000万円。
21年3月期の連結業績予想は、従来予想を据え置いた。営業利益は前期比8%減の5億円を見込む。
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