山陽電、4〜6月期で初の最終赤字 運輸業と流通業で損失・中間配は見送り
- 2020/08/08
- 02:03
売上高に相当する営業収益は前年同期比36%減の80億円、営業損益は5億2700万円の赤字(前年同期は14億円の黒字)だった。運輸業では行楽イベントの中止や外出の自粛などで、定期外旅客が大幅に減った。臨時休校や在宅勤務で定期旅客も減少。高速バスの運休などもあり、運輸業全体で8億9100万円の営業損失を計上した。流通業でも百貨店の休業に加え、旅客数の減少でコンビニ利用者が減少。1億4700万円の営業損失とした。
21年3月期の連結業績予想は引き続き開示しなかった。新型コロナウイルスの感染拡大による収益への影響を、なお合理的に見積もることが難しいとしている。配当計画も依然として未定としたが、手元の現預金を厚めに確保するねらいなどから中間配当は見送ることを決めた。
- 関連記事
-
- 上組の4〜6月期、純利益15%減 新型コロナで荷動き低調 (2020/08/08)
- 川西倉の4〜6月期、純利益3.6倍 新港地区再開発の補償金が押し上げ (2020/08/08)
- 山陽電、4〜6月期で初の最終赤字 運輸業と流通業で損失・中間配は見送り (2020/08/08)
- キムラタンの4〜6月期、最終赤字1億1000万円 費用減で赤字幅縮小 (2020/08/08)
- 神戸天然物化の4〜6月期、小幅に最終黒字を確保 費用削減など寄与 (2020/08/08)
広告