ノザワの4〜6月期、純利益6.6倍 火災の影響なくなり増収で
- 2020/08/07
- 12:30

建設資材大手のノザワが7日発表した2020年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比6.6倍の2億4500万円だった。19年5月10日に埼玉工場(埼玉県比企郡吉見町)で発生した火災の影響がなくなり、生産能力が回復した主力の押出成形セメント板「アスロック」の販売増による増収効果で利益が押し上げられた。前年同期に火災関連損失として計上した特別損失の3940万円もなくなった。
売上高は9%増の53億円、営業利益は4.5倍の3億7100万円になった。品種別の売上高は「アスロック」が12.5%増の31億5700万円、住宅用高遮音床材は0.1%増の4億1600万円、住宅用軽量外壁材は6億4500万円、スレート関連は13.9%減の1億6900万円、耐火被覆等は3.6倍の2億7800万円だった。販売先で一部の建設工事が遅れたが、総じて新型コロナウイルスの感染拡大の影響は軽微だった。
21年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比27%減の6億2000万円を見込む。新型コロナによる影響は、現時点で想定の範囲内で推移しているという。
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