ドローンで国内初の混載貨物輸送、実証実験を実施 六甲山上を往復

20200807ドローン飛行中

 ドローンの飛行に必要な上空使用権を売買するサービスを開発するトルビズオン(福岡市中央区)は6日、六甲山上でドローンを使った配達サービスの実証実験を実施した。空飛ぶクルマを開発するSkyDrive(スカイドライブ、東京都新宿区)が製造したドローンが、六甲山上の鉢巻展望台〜記念碑台と片道5分弱の経路を1往復。国内で初めて混載貨物をドローンに搭載し、順調に輸送できるのを確認した。(写真は離陸するドローン=スカイドライブ提供の動画より)

 先端技術を最大限に活用した都市「スーパーシティ」構想の実現に向け、神戸市内での実証実験を民間企業に呼びかけた事業「Be Smart KOBE」の一環として実施した。トルビズオンが全体を管理し、ドローンの運航はスカイドライブが担当。このほか参加各社が積み荷を提供し、各方面への調整は神戸市が担当した。「六甲山上スマートシティ構想」としても第1弾の実証実験になった。

 今回の実証実験では(1)高重量の混載便を輸送できるか(2)温度管理が必要な食品を届けられるか(3)医薬品の輸送は可能か(4)山間部でもドローンを制御するための携帯電話の電波は届くか(5)六甲山でドローンを使った貨物輸送の需要はあるか(6)ドローンが飛行することに経路の地権者や周辺住民は受け入れるか--といった6点の検証を目的とした。ひとまず1往復ながら貨物を輸送できたことで、いずれの項目も確認できた形だ。「すし」「プリン」も冷たい状態で運んだ。

 ただ、貨物輸送の経路として実用化するには、法整備も含めたルール整備が必要だ。さらに、今回は六甲山上での実験だったが、ふもとから山上に貨物を届けられるほうが輸送は効率化できる。航続可能距離が長く、雨天に耐えられるドローンの開発は引き続き課題になる。参加した各社や神戸市は引き続き、より適切なルートの設定や、ドローンの技術開発など、新たに浮かび上がった各自の課題に取り組む。

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