井戸兵庫知事「リスク高いところ行くのはやめようという呼びかけ入れた」

20200804井戸知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は3日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染防止に関する住民への呼びかけについて、「感染の源(みなもと)になっているリスクの高いとこに行くのはやめようという呼びかけを入れた」と強調した。具体的には改めて「夜の繁華街とか、お酒が伴う飲食店だとか、密閉空間であるカラオケなど、県をまたいで行くのはよしましょう」と説明。「不要不急の移動の自粛は求めているが、移動それ自体の自粛は求めてない」と述べ、必ずしも旅行の中止などを求めるものでないことも重ねて示した。

 井戸氏は「家庭内感染が増えている」とも改めて指摘し、「お盆での人の出入りでの感染症対策も呼びかけさせていただいた」という。東京や大阪などの人口密集地から帰省する人を「受け入れる場合に気をつけていただく必要がある」と強調した。「親戚で法事などの後に大宴会というのは自粛していただく対象になるのではないか」という一方で、「孫から祖父母にうつすケースも出てきてるが、こういう団らんまでやめろというのは酷ではないか」という。「たとえば真正面に座らないなど工夫の余地はあると思うので、気をつけていただきたい」と語った。

 一方で、施設や店舗の利用者が新型コロナウイルスに感染したことが分かった場合に、同じ日に同じ場所にいた人に医療機関の受診などを促すよう連絡する「新型コロナ追跡システム」について井戸氏は、「もっと普及を図らなくては」と話した。1日現在の登録者数は、登録施設が通信アプリLINE(ライン)での通知に6794件、メールでの通知に6093件になったと明らかにした。施設利用者の登録は約5万2000人になるというが、「これでは少ない」と述べた。

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