神鋼環境の4〜6月期、最終黒字5億円 水処理・廃棄物で工事が進捗
- 2020/08/03
- 17:24

環境関連設備の神鋼環境ソリューションが3日に発表した2020年4〜6月期の連結決算は、最終損益が5億1000万円の黒字(前年同期は1億6000万円の赤字)だった。水処理関連や廃棄物処理関連のプラントで工事が進み、計上する売上高が増加。増収効果で利益も押し上げられた。新型コロナウイルスの影響は総じて限定的だった。
売上高は前年同期比29%増の201億円、営業利益は9億1500万円の黒字だった。海外で調達する一部の建設資材の到着が遅れるなどはあったが、各地の建設工事はおおむね順調に進んだという。一方で、出張を控えたことで旅費・交通費などの支出が減少したことで利益にはプラスの影響も出た。総じて見れば、新型コロナの影響は小幅にとどまった。
21年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比8%減の25億円を見込む。同社は収益が期末に偏りやすいなか、最初の3カ月で純利益は予想の4分の1を稼ぎ出した計算だ。ただ民間向け工事を中心に引き続き新型コロナの影響が読みきれないこともあり、業績予想の修正を見送ったとしている。
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