シャルレ、今期最終赤字18億円に 新型コロナで訪問販売が困難に

20200801シャルレ業績修正

 下着の訪問販売が主力のシャルレは31日、2021年3月期の単独最終損益が18億円の赤字(前期は7300万円の黒字)になりそうだと発表した。訪問販売では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、密集・密接・密閉の3密を避けるため、主力の販売チャネルであるホームパーティー形式の試着会を開催するのが困難になった。このため4〜6月期は前年同期を大きく下回る影響が出る。さらに繰延税金資産の取り崩しと繰延税金負債の計上で、最終損益が5億2200万円押し下げられるのも響く。

 売上高は前期比14%減の135億円、営業損益は12億円の赤字(前期は2億3900万円の黒字)を見込む。5月25日に緊急事態宣言が解除された後は、経済活動が徐々に再開されるにつれて、販売も徐々に回復するとみる。ただ4〜6月期の影響が残る見通しだ。訪問販売を保管する通信販売も、代理店などのビジネスメンバーの稼働率低下などを背景に4〜6月期の売上高が前年を大きく下回って推移したという。今後はデジタルパンフレットや、テレビ会議システムなども有効活用する。

 最終的に新型コロナウイルスの影響が収束する時期が見通せないことから、22年3月期の最終年度とする3年間の中期経営計画についても見直すか検討を始めたという。シャルレは31日に、田中貴金属製作所(岐阜県山県市)とWATER CONNECTのシャワーヘッドが主力の2社を買収すると発表した。取得価格は明らかにしていない。両社の買収については業績予想に織り込んでおらず、必要があれば発表するとしている。

 業績の悪化を受けて役員報酬の一部を返納することも決めたと発表した。シャルレの常勤取締役は月額の20%、監査役と社外取締役は月額の10%を受け取らない。期間は8〜12月の5カ月間にという。

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