石原ケミカルの4〜6月期、純利益30%減 増収も市況悪化が逆風
- 2020/08/01
- 02:04

ハンダめっき液大手の石原ケミカルが31日に発表した2020年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比30%減の2億900万円だった。パソコンの需要拡大などを背景に金属表面処理材が堅調に推移したほか、電子材料なども半導体向けが総じて伸びた。ただ新型コロナウイルスの感染拡大で市況が悪化したのが逆風になり、売上原価率が悪化した。
売上高は3%増の41億円、営業利益は39%減の2億4000万円だった。事業分野(セグメント)別の売上高は、「金属技表面処理材および機器等」は9.0%増の21億円、「電子材料」は21.5%増の1億6100万円、「自動車用化学製品等」は1.2%増の7億1000万円、「工業薬品」は6.0%減の11億円だった。
21年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比8%減の9億7000万円になる見通しを維持した。
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