久元神戸市長、観光「しっかり感染対策して神戸を楽しんで」「従来通りの考え方」

20200731久元神戸市長

 神戸市の久元喜造市長(写真)は31日午後に開催した新型コロナウイルス感染症対策本部の会議終了後に記者らの取材に応じ、国や県などが観光キャンペーンを継続していることについて「感染防止の対策をしっかりと取られたうえで、神戸を来られる方には神戸を楽しんでいただきたい」と話した。神戸市は同日、新型コロナ対策本部を再設置するなど対策を強化する方向だが、久元氏は「今日の(対策本部が決めた)方針の中でも観光は特に触れておらず、従来通りの考え方だ」と説明した。

 国が実施してる観光キャンペーンのGo Toトラベルについて久元氏は、「さまざまな意見がある中で、国もそういう意見をふまえて、キャンペーンを7月22日に開始した」との認識を示し、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた観光業の支援に一定の理解を見せた。「その際は十分な感染防止対策をホテルや旅館、関係事業者にも取っていただくということを前提にして行われていると承知しており、そういった考え方で私どもも臨んでいきたい」と話した。

 一方、東京都が都内全域の飲食店とカラオケ店に3日から営業時間の短縮を要請するほか、大阪府が大阪市の「ミナミ」中心部で飲食店の休業を要請する方針を示していることについて、「神戸も関西を代表する繁華街があるので(感染者集団が)発生する可能性がある」との見方を語った。「注意深く見て、必要があれば(休業要請の権限を知事が持つ)県に対して意見を申し上げたい」と述べた。

 この日の対策本部の会議では感染者数の増加を受けて、中央市民病院(神戸市中央区)を中心にして専用の病床を160床確保するなどの医療体制の確保や、PCR検査の体制確保、感染防止策や相談などの体制確保について確認した。31日から新型コロナ対策本部の応援要員を39人増やして57人、8月11日にはさらに14人増員して71人とし、PCR検査を実施する保健所などを円滑に運営したい考えだ。

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