6月の兵庫県有効求人倍率6カ月連続で低下 1.01倍、判断「厳しさ」据え置き

 厚生労働省の兵庫労働局が31日発表した6月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は1.01倍と、前月に比べて0.04ポイント低下した。6カ月連続の低下で、2015年9月以来およそ5年ぶりの低水準になった。有効求人数が前月比で0.9%増加したのに対し、有効求職者数が5.5%増加した。求人が増加した一方で求職者の増加がより大きいことから、兵庫労働局は足元の雇用情勢について「厳しさがみられる」との見方を前月から据え置いた。

 有効求人数は6カ月ぶりに増加したが、足元の新型コロナウイルスの感染者数が再び増加している。このため兵庫労働局は情勢判断に「新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に、より一層注意する必要がある」と4月の表現を復活させて、先行きの不透明感を指摘した。

 雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.62倍。前月比0.07ポイント悪化と2カ月ぶりに前の月を下回った。季節調整後の新規求人数は増えたが、それを上回る勢いで新規求職者数が増えた。

 企業の新規求人(原数値)は前年同月比13.0%減と、6カ月連続の減少。業種別では、建設業が7.8%減、製造業が29.6%減、情報通信業が24.9%減、運輸業・郵便業が10.0%減、卸売業・小売業が23.8%減、生活関連サービス業・娯楽業が3.6%減などだった。半面、宿泊業・飲食サービス業は13.2%増と新規求人数が増えた。

 全国統計では、厚生労働省が発表した同じ月の有効求人倍率(季節調整値)が前月に比べ0.09ポイント低下の1.11倍だった。14年10月以来の低水準になった。

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